被災者支援・復興」カテゴリーアーカイブ

村井県政、奥山市政の復興の6年間を検証する

東日本大震災復旧復興みやぎ県民センター設立6周年の総会に参加しました。巨大防潮堤や水産特区、仙台空港の民営化などなど宮城県が進めてきた復興は、まさに惨事便乗型で創造的復興。一方で、復興公営住宅を県が一戸も作らない。医療免除に1円も出さないなど、被災者おきざりのすがたが明確になりました。

仙台市の復興についても、蒲生北部で住み続けたい住民を追い出し、特区で企業誘致を進めて、どんどん税金投入することや、石炭火力発電所建設問題、あすと長町復興住宅の深刻な日影被害問題など被災者によりそわない姿は、同様のことが言えます。

市民が声をあげ、闘い続けよう!被災した市民の暮らしの再建と真の復興のために。

 

放射性廃棄物の一斉焼却なんて許さない!仙台市へ脱原発仙台市民会議が要請

村井知事は1㎏あたり8000ベクレルを下回る放射性廃棄物を県内一斉焼却処理する方針を県市町村長会議に提案しています。奥山仙台市長が試験焼却に応じる考えを示し、マスコミの取材に環境局は能力的には可能と答えています。とんでもありません!

仙台市は昨年度、約520トンの放射性廃棄物を一般ごみと混ぜて市内の焼却工場で焼却。市民説明会も開かず、不安や反対の声も聞かずに強引にすすめました。

焼却処理は最悪の処理方法です。濃縮し、さらに一般ごみと混ぜることで汚染された焼却灰を増やすことになります。大気中に放射性セシウムを放出させるなど、危険ばかりです。輸送行程での安全性も担保されません。最終処分場となっている石積処分場に大量に汚染灰を持ち込むことになるのです。

県は一斉焼却処理方針は撤回し、市は焼却すべきではありません。皆さんと一緒にがんばります。

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災害対策全国交流集会2016inふくしまに参加してきました!

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夜に高速バスに飛びのって、福島県へ。いわき市で開催されている災害対策全国交流集会に参加してきました。大震災、原発事故から5年8ヶ月が過ぎましたが、復興の歩みはいまだ道半ばの状態です。

原発事故により、まちも生業も人の生活も破壊され被災地は苦悩しています。それなのに政府や東京電力は避難指示解除や損害賠償の打ちきりなど、さらに被災者を苦しめています。

特別講演で伊東達也さんは、被災者の中にも分断が起きている事実や、事故後、死んだまちになっている福島の現状を多くの人たちが足を運び、生で是非みてほしい!原発廃炉と完全賠償、健康管理へ国と東電は責任を果たせ!と強く強く訴えました。

ふくしまの現状と原発事故、東日本大震災から私たちが学び、変わったものはなんだったのか。あらためて、胸に刻んでいます。

RE:プロジェクト。オモイデゴハンの取り組みから、「ひとの暮らし」を復興させるあり方を学びました。

東日本大震災で、津波で大きな被害を受けた若林区三本塚は、農業が盛んな地域でした。被災後、多くの住民は、仮設住宅やみなし仮設住宅でバラバラに。「もう戻ることができないのではないか」と思っていた地域で、今、7割の住民が現地再建をしています。

4月のせんだい市民自治研究会の例会で、町内会長の小野さん、市民文化事業団の田澤さんから、住民主体で地域を復興させたいと、取り組んできたこれまでの歩みをレポートしていただきました。

集落ごとにその土地にあった、たしかな暮らし。住民の声、言葉に耳を傾け、思いをめぐらす。住民のみなさんが、暮らしの中で記憶に残る食べものをみんなで出し合い、メニューを考え、作り、みんなで食べるという企画は、「オモイデゴハン」と名付けられました。

オモイデゴハンは、回数を重ねるほど人数が増えていきました。仙台東部地域の魅力を再発見する機会となり、「震災前にあった、あたり前の暮らしをみんなで一緒に取り戻そう」と被災した住民の再起を後押しし、コミュニティ再建にもつながったのです。住民ぬきのまちづくりなど、ありえない。復興のあり方を深く考えさせられました。

オモイデゴハン

オモイデゴハン

熊本・大分で大地震が続き、被害が拡大。一刻も早い救援を!街頭募金活動に取り組んでいます

熊本・大分大地震

熊本・大分大地震

2016/ 4/16 16:48

熊本県益城町で14日にM6.5、震度7の揺れを観測。16日はM7.3で気象庁は、この地震が本震だったと発表しました。震度6強や震度5強など、激震が続いています。建物の倒壊などで犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、一刻も早い救援支援を願ってやみません。

大きな揺れが襲うたびに、つぶれた家を前にして、どれだけの不安を抱えていらっしゃるか、避難所で水や食料などを求め、ガソリンもない。どれだけ困難な状況にいらっしゃるか。被災された方々を思うと胸が痛みます。

私もいてもたってもいられない・・その思いで、JR南仙台駅で被災者救援・支援募金を訴え、街頭に立ちました。手書きのプラスターを持って、チラシをお配りしました。子どもたちや、若者たちをはじめ、世代を超えて多くの方々が次々と募金にご協力をいただきました。2011年3月の東日本大震災で全国からお寄せいただいた支援で、どれだけ救われたか。身をもって感じている東北・仙台から、支援・救援のための活動を行っていく決意です。

こうした状況の中、政府はいまだ、川内原発を稼働し続けています。ただちに止めるべきです。震源域が横断的に拡大しています。電力需要からみても、原発を動かし続ける必要は何一つありません。原発稼働停止を求め、皆さんと声を上げていきます。

国民の生命・財産を守る・・防災・減災調査特別委員会で石川県、富山県へ調査

防災・減災調査特別委員会の調査活動

防災・減災調査特別委員会の調査活動

2016/ 1/28 15:31

牛乳パックを活用した防災訓練の広報(シェイクアウトいしかわ)

 

2016/ 1/29 9:54

国交省北陸地方整備局 富山防災センター

2016/ 1/29 10:28

特殊車両(橋梁点検車)

2016/ 1/29 10:41

特殊車両(照明車)

28日から29日は市議会防災減災調査特別委員会の調査で、石川県と富山県へ行ってきました。初日は石川県危機管理監室から県民一斉防災訓練(シェイクアウトいしかわ)と防災人材バンクの取り組みの報告をいただきました。

(防災意識を高める防災訓練の周知は、なんと牛乳パックを活用し広報。多くの市民がスーパーで購入する際に、必ず目にするからという理由に、なるほど~。)

2日目には国交省北陸地方整備局富山防災センターへ。災害が発生または、発生する恐れのあるとき、TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)、災害対策用機械を派遣し、迅速な災害復旧活動をしています。

東日本大震災で地震・津波で一面がれきの山の中で、真っ先に道を作る任務にあたったのが、国交省の地方整備局でした。道路がなければ救援・救助活動はできません。災害時における国や県の役割を再認識するとともに、市町村との情報共有、連携をさらに強めることが大事。有意義なディスカッションができました。

復興公営住宅での健康相談会

今日、あすと長町復興住宅(第一)で、健康相談会が開催されました。主催は長町病院、つばさ薬局、仙台南健康友の会です。医師,看護師、薬剤師、栄養士、運動療法指導士などの専門スタッフが揃います。私も民医連の保健師として働いてきましたが、こういう活動が本当に大事だと感じています。

鮎川で被災し、仙台で避難生活をおくってきた方は、「復興住宅でまだまだ顔なじみの人は少ない。もっと交流したい」という思いや、郷里への懐かしさがあるが、復興が進まない中で仙台で暮らしていく決断をしたことなど、この間の悩みも打ち明けてくれました。震災から5年、被災者支援は、引き続きの重要な課題。医療費免除延長も必要です。

相談の後は、みんなで輪になってのストレッチで、和気あいあいと楽しい時間も過ごしました。

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福島県議選挙の応援にかけつけました

原発ゼロ、暮らしを守れ!

2015/11/ 3 15:09

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2015/11/ 3 13:02

2015/11/ 3 13:02

11月5日告示、15日投票で福島県議会議員選挙が行われます。今日、日本共産党の6議席獲得と、福島市の宮本しづえさんを何としても県議会に送り出すために、応援にいきました。福島第一原発の放射能汚染事故で今なお、11万人もの方々が避難生活を強いられています。避難の解除や賠償の打ち切りで、住民同士にも分断が持ち込まれ、耐えがたい苦しみの中に福島県民はおかれています。

今日のお昼に「安倍政治を許さない」スタンディング・アピール行動にも参加。浪江町から避難してきたという男性が話しかけてきました。「浪江の人たちもバラバラにされてしまった。川内原発や伊方原発の再稼働など、本当に許せない。今なお、故郷の風景は2011年3月11日から時が止まったままだ。安倍政治を絶対に許さない。がんばって。」と訴えられました。原発ゼロ、再稼働許さない・・福島原発事故を体験した私たちが、福島県民と心一つに取り組んでいくこと。その決意を強くしています。

 

西中田小学校区の防災訓練が開催されました

今日、西中田小学校区の地域防災訓練が開催されました。学校の防災授業と地域住民の訓練を合同で行う大規模な内容です。8時に一時避難場所に集合し、地域ごとにまとまって小学校に避難しました。

その後、子ども達の防災授業と平行して、消防署の協力もいただき防煙訓練、消火訓練、バケツリレー、仮設トイレ組み立て、発電機操作、水道栓設置など、グループごとに実施しました。(ガソリンを使用しない発電機、水道栓設置など大震災の教訓を生かした設備の改善も確認できました)

子ども達との合同訓練では、私は要援護者支援訓練を担当。地区の民生員さんと一緒に5つのグループに分かれ先生役になって、小学6年生に教えました。小学校からコミセンまで移動し、車いすの操作や段差、傾斜のある場所、校庭などいろんな場面を体験していただきました。ケガなく終わって、ホッとしています!

東日本大震災の教訓を生かし防災力強めるために、こうした地道な訓練が大事です。

地域の防災訓練

地域の防災訓練

2015/10/31 10:08

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2015/10/31 10:27

2015/10/31 10:27

2015/10/31 12:13

2015/10/31 12:13

2015/10/31  8:15

2015/10/31 8:15

「都市間競争に勝つ」ことが目標なの?!そこに市民はいるの?

今朝の地元紙に奥山市長の2期目折り返しを迎えたインタビュー記事が掲載されています。「震災のハンディを乗り越えて、都市間競争に勝つ」「地下鉄フル活用と沿線の人口集積・開発をすすめる」と。被災した方々に寄り添い支援する言葉は一つもありません。やっぱり仙台市の復興のあり方は間違っている。そう強く思いました。

「復興公営住宅も市営住宅も抽選にはずれた。民間アパートと言われても・・。」「昨日も顔なじみの人が引っ越していった。自分だけ取り残されていくようだ」「不安で血圧が高くなっている。めまいもひどくなった」・・・この間、仮設住宅を訪ねてお聞きしている相談です。

閑散とした仮設住宅。見通しが持てない方々がたくさん残されているのに、仙台市は退去時期を書いた通知を被災者に送りつけています。被災した最後のおひとりまで生活再建できるよう支援することが、市の仕事のはずです。被災者切り捨てを許さない。震災復興はまだ終っていません。

仮設住宅を訪ねる

仮設住宅を訪ねる

2015/ 9/ 5 15:57