教育・子育て支援」カテゴリーアーカイブ

第2回定例議会が閉会しました

 6月8日から23日まで、仙台市議会が開かれました。今任期で引退する奥山市長の最後の議会ですが、思いきった市民の福祉や暮らし充実の補正予算の提案なし。非常に残念です。市の基金総額は2010年度末805億円が2015年度末1604億円と大幅に増えています。市財政は全国20政令市中で民生費は最下位、教育費は18位ですから、もっと市民の福祉や教育、暮らし充実の施策を行うことこそ必要です。

 2年3ヶ月の間に、3名もの子どもがいじめで自ら命を絶つという悲しく、深刻な状況が起きており、解決は待ったなしです。日本共産党仙台市議団は子どもの命を守るための、市が緊急に行うべき教育環境改善といじめ対策を強く求めました。

ところが教育長のいじめ防止策の提案は、「イジメの報告書を年4回、学校に提出させる」「全ての生徒との個別面接を行う」など、上意下達の方針提起です。これでは、機械的な対応で終わり、子どもや学校の現場を一層追いつめるものです。また、事実解明と再発防止のための第三者調査委員会は、中立、公平で独立した委員会として設置すべきこと。今、いじめにあっている子どもの相談と緊急避難場所を早期に設置すること。そして、いじめ問題の解決は教育の営みの中で行うべきです。

そのために、やるべき手立てを今すぐ進めることこそ必要です。教職員が子どもの心の叫び、SOSをしっかり受け止めることができるよう、多忙化の改善と少人数学級を決断すること。スクールソーシャルワーカーやケースワーカー、養護教諭、指導補助員や支援員の増員で支援の必要な子どもを含め、すべての子どもへのケアができる体制整備を具体的に進めるべきです。

 

 

春の暖かな陽射しの中、桜も一気に満開です。

仙台市の気温はグングンあがって、最高気温は19.0℃。なんと、5月の陽気です。市内では桜の木の下で、ベビーカーを押した子育てママ、子どもたちが河原で元気いっぱい遊んでいます。

市内で大学の入学式も行われています。昨日と今日は、地下鉄富沢駅前で、新入生にチラシを渡しながら、署名の訴え。大学生の3人に一人が奨学金を借りて学んでいます。平均金額は300万円。日本の異常に高い学費を引き下げることが必要です。給付制の奨学金制度をつくって、安心して学べる環境をご一緒につくりましょう!と声をかけながら、宣伝しました。

安心して学べる環境を

安心して学べる環境を

2016/ 4/ 5 9:27

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2016/ 4/ 5 16:44

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2016/ 4/ 5 16:47

2016/ 4/ 5 16:47

 

障がいのある子どもたちの、教育環境の改善を!

宮城県立名取特別支援学校へ角野県議と訪問。2013年度に生徒数は308名にのぼり狭隘化が大きな問題に。その後、小松島の特別支援学校開設や光明支援学校へ一部学区見直しがされ、現在は228名になりました。

バリアフリー対応のトイレや女性更衣室の設置(以前はカーテンでしきって着替え)、職員室のスペースなど、遠藤県議や横田県議のがんばりもあって、改善した点もいくつか確認できて、うれしくなりました。

しかし、教室不足のためホールを改造しての授業や、高等部で1クラスに11名もの子どもたちがギューギュー詰めの状態で学んでいた状況は改善されていますが、プレハブ教室が立ち並ぶ教育環境は改善していません。

228名のうち132名は仙台市の子どもたちで、半数以上です。太白区の子どもが111名通学しています。 「仙台市南部に特別支援学校増設を!」の市民の願いにこたえ、頑張ります。

名取特別支援学校 IMG_0004 IMG_0018

温かい居場所・生きづらさを抱える青少年への支援策を学んできました

キートスの白幡さんと

18日の夜は、東京都調布市へ。東京都調布市にあるNPO法人キートスは、虐待を受けた子、ひきこもり、不登校など生きづらさを抱える子どもたちを支援しています。250名が登録し、朝から夜まで子どもたちが通い遊んだり、のんびりしたり、勉強したりと自由に時間を過ごします。

子どもたちは、「ただいま~」と言って、キートスに来ます。「ここは修羅場を体験した子ども達ばかりなの。家庭の温かさも知らず、大人を信頼できない子どももいる。そっと見守り、丸ごと受け止めるうちに、子ども達は安心して、前に進めるようになるのよ」と運営される施設長さんが話されていたのが印象的です。

毎日、昼と夜は「子ども食堂」で食事を無料で提供。50名のボランティアさんが手作りのお料理をつくり、子どもたちがテーブルを囲んで、いろんな話をしていくのです。まさに一つの家の大きな家族です。

施設を開所し5年目を迎え、大学進学を目指す若者も出てきました。心に大きな傷を負った子どもが、夢を持って歩けるようになる。居場所づくりの支援の現場で、受けとめることの大切を感じます。

なぜ、なくならない・・いじめ?!教育を語る会に参加しました

柳生・西中田地区教育を語る会が開催されました。

いじめ自殺問題に直面している今、子どものいじめをどうとらえ、解決していくのか。様々な意見交換ができました。話題提供は小学校教諭、中学校教諭、弁護士、民間の教育相談センター所長と多彩な方々が行いました。元袋原小学校教諭で教職員組合の高橋先生は「いかなる理由でも暴力や差別は許さない」指導と、教職員が学級づくりに専念できる環境づくりの大切さ。瀬成田先生は震災体験の聞き取り調査をもとに、命の大切さを学びあう中学校での教育実践。教育相談センターの寺沢所長は、子どものSOSを受けとめる学校のあり方。弁護士の石井先生は、いじめ問題を解決するための第3者(弁護士やソーシャルワーカーなど)を入れた対応、研修や教職員の労働環境改善をすすめる財源措置など多方面からの提起を行いました。

2時間の予定でしたが、大幅に超過し議論は白熱。子どもは大人を鏡のように見ている。社会全体のひずみも影響している。処方箋があれば解決するものではない。もっともっと話し合いを地域の中で取り組もうと確認しあいました。なかなか回答を出すことはできませんが、様々な立場をこえて、地域の中で考え合うことの大切さを感じています。

2015/11/ 8 教育を語る会

2015/11/ 8 教育を語る会

 

子どもたちのより良い保育のために

子ども子育て支援新制度が今年4月からスタートしています。実施半年後の検証と全国の状況を学ぶために、地方議員セミナーに参加してきました。講師は坪井直紀氏(保育研究所常務理事))村山祐一氏(保育研究所所長・元帝京大学教授)杉山隆一氏(佛教大学教授)実方伸子氏(全国保育団体連絡会事務局長)です。10時から夕方までのセミナーで、東京日帰り。東京はまだまだ暑いですね~!汗びっしょりになりながら、会場まで歩きました

待機児童をなくすためと宣伝された新制度ですが、低コスト保育と、無資格者の拡大、保育の市場化がねらいです。仙台市の場合でも、待機児童は一向に減らない、年少扶養控除廃止の影響により、保育料が一気に増えた世帯がでるなど、問題は山積みです。保育の市町村責任を明確にさせる児童福祉法第24条1項の立場での検証が必要との認識を共有してきました。

2015/ 8/22 16:34

2015/ 8/22 10:13

仙台市の学校・教育の現場は?!・・

市議会女性議員と仙台市教職員組合女性部の懇談会が開かれました。毎年開催されていますが、今年は当選した女性議員14名中12名が出席。教職員の皆さんから、切実な仙台市の教育現場の実態と、子どもたちをめぐる環境、改善への方向性など真剣な話し合いができました。

経済的貧困が子どもをおいつめている。・・親の経済状況がそのまま子どもの学力に影響し、2極化が著しい。貧困の連鎖など、深刻な問題もテーマになりました。ネグレクトなどの虐待を受けて育った子どもの中には、「会話が成り立たず、言葉を発することさえできない」子もいる。発達障害など支援の必要な子が増える中、支援する教職員や支援員の体制は極めて困難になっている。 教職員の体制強化と少人数教育の実現、養育支援や福祉との連携など、もっともっと充実改善が必要です。

仙台で中学1年生がいじめを苦に自殺したことが,明らかになっています。いたたまれない。本当にショックです。ところが市教委がやっているのは、「いじめ防止きずなキャンペーン」と称して、のぼり旗をたてたり、チェックシートを生徒に配り、シールを貼る。そういう形や表面だけのことで、いじめはなくならない。子どもに寄り添い、丸ごと受け止めることのできる教育のあり方・・深く考えさせられます。

2015/ 8/21 16:13

2015/ 8/21 16:13

 

教育のつどい2015に参加し、学びを深めました

教育のつどい2015が、仙台市で8月16日から18日の3日間開催されました。はじめての参加ですが、全体会では1400人をこえる方々が参加。TBS「報道特集」金平氏は、常に権力を監視し、時には厳しく対峙するのがマスコミの仕事。政府に飼いならされ、国民に真実を伝えないのでは、その役割を果たしているとは言えないときっぱり発言。マスコミ人としての気概を感じる講演でした。

2日目は教育条件整備の分科会に参加し、豊富な資料をもとに、全国の経験を学びました。憲法に保障された「教育」のあり方とは何か。ゆがめ、捻じ曲げる「安倍政権の教育再生」を許さず、よりよい教育の実現のために、学校や市民が広く手を結んで取り組んでいかなければと感じます。

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ふなやま由美の政策・・・返還不要の奨学金制度創設・少人数学級の拡大を

○学生の2人に一人が奨学金を借りていますが、大半が有利子で学生は多額の借金をかかえ社会に巣立たなければなりません。ある私立大学に通う学生は、4年間で380万円の奨学金を借りて、利子がついて500万円の返済額です。卒業後20年かけて返済しなければならないという声を伺っています。政令市20市中、すでに10市は返還不要の奨学金制度を実施しています。若者が元気に学び、教育環境を充実させ学都仙台のまちにするために、返還不要の奨学金制度を創設します。

○現在は小学1年生~2年生、中学1年生だけが35人学級です。山形県では小・中学校全学年に1学級21人から33人、秋田県は小学1年生から4年生、中学1年生から3年生に30人程度学級を導入、福島県は小・中学校全学年に1学級30人程度学級を導入しています。2017年度にはクラス編成などの権限が県から仙台市に移譲されます。35人学級をすべての学年に拡大させ、少人数でわかりやすい教育環境の充実を実現させます。

教育の充実、学都仙台を

教育の充実、学都仙台を

ふなやま由美の政策・・医療費を中学校3年生まで無料に!保育所待機児童ゼロに!学童保育の充実

多くの自治体は通院も入院も中学生まで無料です。ところが仙台市は、通院は小学3年生まで(入院は中学3年まで)。3歳以上は初診500円の負担、さらに一定所得以上の家庭は助成が受けられません。財政力が大きい仙台市が、実は宮城県内の他の自治体と比べると、子ども医療費が最低の水準なのです。お金の心配なく病院に安心して受診できるよう、中学校3年生まで子ども医療費の完全無料化を実現させます

4月1日時点で希望する認可保育所に入れない待機児童が1000人以上にのぼっています。希望者の多い、0歳から就学前まで通える保育所を思いきって増やさなければ待機児童は解決できません。ところが仙台市は市立保育所を半分に減らす計画を推進しています。認可保育所を増やし、待機児童をゼロにしましょう。

また、放課後に子どもたちが通う学童保育は児童館児童クラブがその役割を担っています。今年度、小学校3年生までの希望者は約8000人で、昨年より1000人増えました。どこでもぎゅうぎゅうづめです。希望する子どもが全員通える、遊びと生活の場にふさわしい施設整備と放課後支援員の配置を急がせます。

子育て支援の充実をめざします

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