東日本大震災復旧復興みやぎ県民センター設立6周年の総会に参加しました。巨大防潮堤や水産特区、仙台空港の民営化などなど宮城県が進めてきた復興は、まさに惨事便乗型で創造的復興。一方で、復興公営住宅を県が一戸も作らない。医療免除に1円も出さないなど、被災者おきざりのすがたが明確になりました。
仙台市の復興についても、蒲生北部で住み続けたい住民を追い出し、特区で企業誘致を進めて、どんどん税金投入することや、石炭火力発電所建設問題、あすと長町復興住宅の深刻な日影被害問題など被災者によりそわない姿は、同様のことが言えます。
市民が声をあげ、闘い続けよう!被災した市民の暮らしの再建と真の復興のために。
7月9日告示、23日投票で仙台市長選挙が行われます。希望の持てる仙台市を実現しようと市民の皆さんが声をあげ、郡和子さんを市長候補に要請し、郡さんが決意されました。
今日は事務所開きが行われ、会場満杯になるほど市民がかけつけ、熱気あふれるスタートとなりました。郡和子さんは仙台に生まれ、仙台に育てていただいた。「子ども達の命を守り成長を育むための教育や福祉支援の充実、若者達が元気に暮らせる為の仙台版奨学金制度」「経済最優先から、市民の暮らしや福祉など、人が優先されるまちに」皆さんと一緒に取り組みたい!と決意を述べました✨
この仙台市ではじまった新しい挑戦。絶対に実らせ郡和子市長を誕生させ、勝利のために全力で頑張りましょう!
6月8日から23日まで、仙台市議会が開かれました。今任期で引退する奥山市長の最後の議会ですが、思いきった市民の福祉や暮らし充実の補正予算の提案なし。非常に残念です。市の基金総額は2010年度末805億円が2015年度末1604億円と大幅に増えています。市財政は全国20政令市中で民生費は最下位、教育費は18位ですから、もっと市民の福祉や教育、暮らし充実の施策を行うことこそ必要です。
2年3ヶ月の間に、3名もの子どもがいじめで自ら命を絶つという悲しく、深刻な状況が起きており、解決は待ったなしです。日本共産党仙台市議団は子どもの命を守るための、市が緊急に行うべき教育環境改善といじめ対策を強く求めました。
ところが教育長のいじめ防止策の提案は、「イジメの報告書を年4回、学校に提出させる」「全ての生徒との個別面接を行う」など、上意下達の方針提起です。これでは、機械的な対応で終わり、子どもや学校の現場を一層追いつめるものです。また、事実解明と再発防止のための第三者調査委員会は、中立、公平で独立した委員会として設置すべきこと。今、いじめにあっている子どもの相談と緊急避難場所を早期に設置すること。そして、いじめ問題の解決は教育の営みの中で行うべきです。

そのために、やるべき手立てを今すぐ進めることこそ必要です。教職員が子どもの心の叫び、SOSをしっかり受け止めることができるよう、多忙化の改善と少人数学級を決断すること。スクールソーシャルワーカーやケースワーカー、養護教諭、指導補助員や支援員の増員で支援の必要な子どもを含め、すべての子どもへのケアができる体制整備を具体的に進めるべきです。