昨日、三重短期大学教授の長友薫輝先生をお招きしての国保の学習会が開かれました。90名近い市民が真剣に講演に参加。国保をよくする会が企画したものです
2018年から国民健康保険の都道府県単位化に移行されます。これは、昨年5月に成立した医療保険制度改革関連法に基づくもので、よりいっそう市民を病院から遠ざける医療費抑制と保険料の負担増などが懸念されます。
長友先生は、法案が審議された参議院厚生労働委員会の参考人として、陳述しました。都道府県が「納付金」を各市町村に示し、各市町村が賦課・徴収を行い、二つが運営主体となります。あくまでも、国保は国民皆保険制度の根幹をなし、「公的医療保険」としての国保の安定を図らなければならないこと。そのための国による公費拡充と、保険料引き下げや安心の医療を提供する保険制度として運営する責務が各自治体にあることを、確認できました。市民の皆さんとご一緒に取り組んでいきます。