RE:プロジェクト。オモイデゴハンの取り組みから、「ひとの暮らし」を復興させるあり方を学びました。

東日本大震災で、津波で大きな被害を受けた若林区三本塚は、農業が盛んな地域でした。被災後、多くの住民は、仮設住宅やみなし仮設住宅でバラバラに。「もう戻ることができないのではないか」と思っていた地域で、今、7割の住民が現地再建をしています。

4月のせんだい市民自治研究会の例会で、町内会長の小野さん、市民文化事業団の田澤さんから、住民主体で地域を復興させたいと、取り組んできたこれまでの歩みをレポートしていただきました。

集落ごとにその土地にあった、たしかな暮らし。住民の声、言葉に耳を傾け、思いをめぐらす。住民のみなさんが、暮らしの中で記憶に残る食べものをみんなで出し合い、メニューを考え、作り、みんなで食べるという企画は、「オモイデゴハン」と名付けられました。

オモイデゴハンは、回数を重ねるほど人数が増えていきました。仙台東部地域の魅力を再発見する機会となり、「震災前にあった、あたり前の暮らしをみんなで一緒に取り戻そう」と被災した住民の再起を後押しし、コミュニティ再建にもつながったのです。住民ぬきのまちづくりなど、ありえない。復興のあり方を深く考えさせられました。

オモイデゴハン

オモイデゴハン

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