

10月20日の午後5時から宮城野区市民センターを会場に緊急の市政報告会を開きました。日本共産党仙台市議団から私が報告者となり、決算議会で明らかとなった国保運営の問題点をレポート。急な企画にも関わらず、40名近い方々が熱心に参加され、活発な質疑や意見が出されました。
2015年の国保会計は27億円もの巨額の黒字となり、市民からは高すぎる国保料を取りすぎ、市の財政だけが潤っているのが仙台市の国保運営の実態です。大震災以降の5年間で、繰越金129億円のうち、国に返還した54億円を差し引いても74億6千万円にのぼります。また、一般会計繰入金のうち予算額と決算額の差は91億円です。ところが市は被災者医療費免除も打ち切り、保険料は高いままです。
そもそも保険料賦課総額を設定する際に、予定収納率88%と設定し、未納となった方々の分も上乗せしているため、保険料が高くなるという制度上の問題があります。この影響額は5年間でみれば143億円にのぼる金額です。「市民から取りすぎた保険料は市民に返せ!」「保険料引き下げの運動をさらに広げよう!」と確認しあえる報告会になりました。これからも、がんばります。